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じゃがいも生産量、日本一の産地は北海道。2位は長崎!世界1位は?

 

ジャガイモ(馬鈴薯)の全国都道府県別生産量ランキング

じゃがいもの生産量が日本一の都道府県といったら「北海道」。
だれもがそう思うところでしょう。

もちろんこれは正解です。
では、生産量ランキング2位や3位はどの都道府県でしょうか?

じつは九州の長崎県と鹿児島県なんです。

全国の収穫量

ざっくりいえば以下の通りです。

都道府県名  生産量(割合) 
 北海道  77%
 長崎県 4%
 鹿児島県 3%
 その他  16%

 

北海道がダントツ過ぎて、長崎や鹿児島はほんのちょっとです。
でも、北海道以外の都道府県と比較したら凄い量なんですね。

北海道恐るべしです。

新じゃがと貯蔵じゃがの違い

新じゃがはみずみずしく、皮がうすく、皮をむかずにそのまま食べられます。
貯蔵したジャガイモとはまた違う味や食感があり人々に好まれています。

新じゃがは一般的に3月~6月に市場に出回ります。
主に長崎・鹿児島などの九州地方から出荷されます。

貯蔵じゃがいもは北海道で取れたもので、秋から翌年の春先まで少しずつ出荷されるようです。

北海道

ジャガイモは涼しい気候を好みます。
北海道は言わずと知れたじゃがいもの最大の産地です。
春に植え付けをして秋に収穫をします。

秋~春は北海道のジャガイモが日本の食卓に並びます。
「新じゃが」は7月~8月、基本的な収穫時期は10月頃となります。

それ以降は貯蔵したものを翌年の春まで出荷していきます。
春先に出回る北海道産のジャガイモは、前年の秋に収穫され貯蔵されたものです。

長崎

では冬~夏に新じゃがを食べることは出来ないのでしょうか?
ここで九州など暖かい地方のジャガイモが登場します。

長崎のジャガイモは年に2回収穫できます。
冬(1~2月)に植えて、春(4~5月)に収穫する春じゃがと、
秋(9月)に植えて、冬(12月)に収穫する秋じゃがです。

特に春の新じゃがは全国に出荷され人気があります。

早ければ1月から鹿児島産の新じゃがが出荷されます。
その後、4月~5月の春には長崎産が出荷されます。
以後、季節が進むにしたがって「新じゃが前線」が日本列島を北上し、7月には北海道にたどり着くわけですね。

ジャガイモ伝来の地 長崎

長崎はジャガイモ(ジャガタラ芋)伝来の地といわれています。
それも関係あるのでしょうか?
長崎県はジャガイモをがんばって生産しています。

長崎県の中でも生産が盛んなのは以下の地域です。

  • 島原半島
  • 五島

どちらの地域も北海道とおなじような気候が良いなだらかな丘といったイメージがあります。

長崎県雲仙市-じゃがいも

長崎県雲仙市-じゃがいも

雲仙 愛の聖地プロジェクト HPより

長崎産の品種

もともと気候の適している北海道での生産と比べ、長崎では気候に合うように品種改良が行われてきました。
以下のような品種が生まれています。

  • ニシユタカ
  • デジマ
  • アイユタカ

長崎の子供たちも一年中収穫している。

また、長崎県では靴下に穴が開いて親指の先が見えていたときなどに「あっ新じゃが!」といいます。
生産高は世界第1位です。
小学生の頃が収穫のピークです。
私もよく友達と収穫しました。

これもオランダから伝わったものだとおもいます。
きっとオランダの小学校でも「新じゃが、ウケる~」と騒いでいると思われます。

ジャガイモと馬鈴薯の違い

基本的には同じものを指します。

ジャガイモという名前は「ジャガタラから伝来した芋(イモ)」という事で名づけられました。
(日本独自の呼び方)

一方、馬鈴薯(ばれいしょ)という名前は、「マレーから伝来した薯(イモ)」なので、マレー薯となり馬鈴薯となったらしいです。(もともと中国の呼び方)

ですが今の若い人が「馬鈴薯買ってきてよ~」なんていいませんよね。
若者はカタカナが好きですから「カタカナになったもん勝ち」っていう気がします。

でもポテトにはならなかったのが面白いですね。

ちなみにキャベツの和名は甘蘭(かんらん)です。
これもそうですが、今の若い人は甘蘭なんていいませんね。

でも、ロールキャベツを「甘蘭巻き」と言ったら逆にウケるかもしれませんね。

野菜の名前の由来や昔の呼び方を調べると色々な事がわかるので面白いですね。

  • いつ・どこから伝わったのか?
  • どんな味なのか?
  • どんな形なのか?

野菜の勉強のつもりが、歴史に詳しくなりそうです。

世界のジャガイモ生産量 国別ランキング

じゃがいもは中国、インドなどアジア地域、アメリカのほかヨーロッパを中心に作られています。
日本は世界の中でも割と多く作っている国であり世界の約0.6%を占めています。

1位は中国、2位はインド、3位はロシア

世界の生産量ランキングです。

国名 生産量(万t) 割合(%)
中国 8,829.1 23.7
インド 4,233.9 11.3
ロシア 3,268.1 8.8
ウクライナ 2,424.8 6.5
アメリカ 1,948.8 5.2
ドイツ 1,180.0 3.2
バングラディシュ  832.6 2.2
ポーランド 819.7 2.2
フランス 744.0 2.0
オランダ 733.3 2.0
~中略~
日本 238.7 0.6
~中略~
世界合計 37,315.8 100.0

農林水産省 北陸農政局 HPより

ポテトといえばアメリカっていうイメージがありますが、ジャガイモの生産量は中国が多いんですね。
但し、自給率は人口によって決まります。

次に、1人あたりどれくらいの量のジャガイモを生産しているか見てみましょう。

国民1人あたりの生産量は、1位ウクライナ、2位オランダ

世界保健統計2014(WHO)の人口統計から大体の人口を当てはめてみると以下のようになります。

国名 生産量(万t) 人口(千人) 一人当たり(Kg)
中国 8,829.1 1,384,770 63.8
インド 4,233.9 1,236,687 34.2
ロシア 3,268.1 143,170 228.3
ウクライナ 2,424.8 45,530 532.6
アメリカ 1,948.8 317,505 61.4
ドイツ 1,180.0 82,800 142.5
バングラディシュ 832.6 154,695 53.8
ポーランド 819.7 38,211 214.5
フランス 744.0 63,937 116.4
オランダ 733.3 16,714 438.7
日本 238.7 127,250 18.8

 

ウクライナとオランダが突出しています。

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ウクライナは一大農業国

今、ロシアと緊張関係のウクライナですが実はすごい農業国です。
人口は4,500万人と日本の3分の1程度ですが農業については大規模に行われています。
農業国というとフランスっぽい気がしていましたが、ウクライナも負けてはいません。

農林水産省のデータによると以下の通りです。

国土面積は日本の約1.6倍。
国土の殆どが平坦な丘陵地で、南部ステップ地帯にはチェルノーゼムと呼ばれる肥沃な黒土地帯が広がっている。

主要農産物の2013/14年度の生産量は以下の通りです。

◆とうもろこし31百万トン(世界第5位)
◆小麦22百万トン(同9位)
◆ひまわり13百万トン(同1位)
◆大麦8百万トン(同5位)
◆大豆3百万トン(同9位)
◆なたね2百万トン(同6位)

そのうち主要な輸出量は以下の通りです。

◆とうもろこし19百万トン(世界第3位)
◆小麦10百万トン(同6位)
◆大麦3百万トン(同4位)
◆なたね2百万トン(同3位)
◆大豆2百万トン(同7位)

生産量、輸出量ともに世界の中では重要な地位を占めています。

品目 生産量 世界順位
とうもろこし 31百万トン 5位
小麦 22百万トン 9位
ひまわり 13百万トン 1位
大麦 8百万トン 5位
大豆 3百万トン 9位
なたね 2百万トン 6位

※出典:農林水産省 海外食料需給レポート

ウクライナに関しては、2015年もロシアとEUにて奪い合いのような状況になっていますが、ヨーロッパの肥沃な穀倉地帯として知られたウクライナは天然資源も豊富なようです。
ロシアにとってもEUにとっても重要な国なんですね。

日本では年間1人あたりのジャガイモ消費量は25kg程度だそうです。
一方、ウクライナの年間1人あたりのジャガイモ消費量は135kgとの事です。
一体どうやってそんなに食べるのでしょうか?
ボルシチでしょうか・・・。

そういえばウクライナは世界一美人が多いと有名ですよね。
じゃがいもをたくさん食べると美人になれるかもしれません。
ウクライナ美女-本,DVD

みなさん「ミラ・ジョヴォヴィッチ」を知っていますか?
バイオハザードの主人公、アリス役で有名ですよね。
この人はウクライナのキエフ出身です。
ミラ・ジョヴォヴィッチも、きっとじゃがいもが好きだと思います。
ミラ・ジョボビッチ-本,DVD

オランダは日本にジャガイモを伝えた国

オランダの一人当たりのジャガイモ生産量もウクライナに並んで突出しています。
人口1,700万人足らずのオランダが、日本の3倍の生産量です。

さらには、1人当りの年間消費量が90kgを超えるジャガイモ好きの国です。
オランダの主食はジャガイモらしいです。

ちなみに日本にジャガイモを伝えたのはオランダ人です。
ジャガタラから伝わったから「ジャガイモ」なのですが、そのジャガタラ(ジャカルタ)は当時、オランダの統治下にあったんです。

オランダ人がヨーロッパから日本に持ち込んだものなんですね。
オランダ人に言わせれば、「なんでジャガイモなんだよ!オランダイモと呼んでくれよ!」と言いたい所でしょう。

もう少し厳密に言うとアンデス原産です。
現地で「papa」と呼ばれていたイモを、スペイン人がヨーロッパに持ち帰り「patata(パタータ)」と呼び、オランダではaardappel(アールダッペル=大地のりんご)と呼ばれ、ジャカルタ経由でオランダ人が日本に伝えたイモを、日本人はジャガイモと呼んだみたいです。

人々の飢えを救ったジャガイモ

寒冷地に強く、鳥害にもつよく、一年に複数回収穫でき、もの凄く生産効率の高い食物であるジャガイモは、戦争や飢饉などの時には人々を助けてきた食べ物です。

アメリカの独立戦争の時も兵士の食料源として重宝されたとの事です。

日本ではこれをさらに品種改良しているわけですね。
タダでさえ高効率な作物を、もっと改良しているわけです。

ジャガイモの旅の締めくくり、日本から南米へ!

これまでの流れで、じゃがいもは南米から欧米、そしてアジア、日本と伝来したことが分かりました。

日本がやるべきことは唯一つ。
長崎に伝えられたジャガイモを、生まれ故郷である南米ペルーに凱旋させましょう。
もちろん、日本の伝統を融合させた形で。

それは、長崎の「デジマ」で作った「肉じゃが」です。
この肉じゃがをペルーに届けましょう。

ペルーで肉じゃががヒットすれば、世界が一つになれそうな気がします。

じゃがいもクイズ!?

小学生のテストに出てるのかな?

「じゃがいもの生産量、2位」キーワードをGoogleで検索すると、何故か以下のサイトがたくさんヒットします。

日本の都道府県クイズ ジャガイモの生産日本一の都道府県といえば北海道です。では2位は何県でしょう?

小学生向けの全国テストとかでしょうか?
「じゃがいも=長崎県」という情報が伝わる分にはうれしい限りです。

鹿児島県の追い上げがキツい!

日本の生産量3位の鹿児島県が、2位の長崎県を追い上げてきています。

鹿児島県はすでに「さつまいも王国(全国1位)」なのに、「薩摩いも」だけでは飽き足らずジャガイモにまで触手を伸ばしてきました。

おそるべし鹿児島県。
まぁ、でもここは同じ九州ですから、打倒北海道に向けて頑張りたいですね。
でも北海道はデッカイどー。

最後に!

今回も話が大幅にそれてしまいました。
ごめんなさい。

でも、こういう話は振り幅が大きいほど楽しいと思っています。

そういえばなぜ長崎の人は、ジャガイモが伝来したときに「長崎イモ」と呼ばせなかったのでしょうか。
サツマイモやさつま揚げみたいに、長崎〇〇といった名前をつければもっと知名度も浸透したのかも。
長崎人の奥ゆかしさゆえかな?

これからも長崎県のジャガイモ栽培を応援していきましょう。
では!

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